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モータースポーツジャパン2017 2日目レポート
朝から青空が広がる日曜日、開催2日目を迎えた「モータースポーツジャパン2017 フェスティバル インお台場」。この日もA会場、B会場、C会場の全エリアでさまざまな展示やイベントが行われた。
初日に続き、A会場の特設走行エリアでは多くのレーシングカーがデモ走行を行って会場を大いに盛り上げ、前日に引き続き行われた3つの対決イベントも集まったファンを沸かせた。
『J SPORTS杯 全日本ラリー お台場スーパSS』では全日本のトップドライバー、新井敏弘、奴田原文雄、勝田範彦の3名が登場。ラリーのスペシャルステージを再現したコースでタイムアタックを行い、この日も新井が勝利した。
ピット作業の速さとチームワークを競う『J SPORTS杯 スーパーGTピットストップコンテスト』には、ホンダ、ニッサン、レクサスのGTマシンが登場。ホンダチームは小林崇志/野尻智紀組が、ニッサンチームは松田次生/ロニー・クインタレッリ組が、レクサスチームは大嶋和也/アンドレア・カルダレッリ組がコンテストに挑戦した。この日はニッサンチームが勝利し前日の雪辱を果たすとともに、ここまで4連勝中だったレクサス勢の記録を止めてみせた。
プロドライバーが本番さながらのカートレースを展開する『auto sport杯 メーカー対抗お台場カートグランプリ』は初日とは違うメンバーも参戦。ホンダチームは武藤英紀、中嶋大祐、小暮卓史が、ニッサンチームは本山哲、安田裕信、佐々木大樹が、トヨタは大嶋和也、アンドレア・カルダレッリ、山下健太が、スバルは山内英輝、新井敏弘、勝田範彦がレースに参加した。
この日もフリー走行、予選、1ヒート、2ヒートの流れで開催。ポールポジションはスバルの山内英輝が獲得。ヒート1はスバルチームが、ヒート2はニッサンチームが勝ち取り、総合でスバルチームが優勝。2日連続で賞金を手にした。
B会場では、日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)が主催・運営する体験型イベントを実施。国内と海外の自動車メーカーによる最新のクルマの走りを自動車ジャーナリストの運転で実際に体験できる『ふれあい試乗会』は今年も大盛況。憧れのスポーツカーにも同乗できるということで多くの来場者が列をなしていた。
もうひとつのAJAJ主催イベント『みんなの楽ラク運転講習会』では、急ブレーキ体験やタイヤ空気圧管理、車庫入れ、縦列駐車などのクルマの運転に役立つ様々な講習が展開された。なかでも注目を集めていたのが、今年初開催となる『U-18運転予備校』だ。このイベントは保護者による事前予約制で、運転免許取得前の子どもが実際にクルマの運転を経験することができるもの。参加した子供は、クルマの乗り込み方やハンドル操作、ウインカーの出し方等の基本的な操作をしっかりと学んだあと、B会場の特設コースを自分の手で運転。最初は不安がっていた子どもたちだが、周回を進めていくにつれ笑顔を取り戻し、楽しくクルマの運転を学んでいた。
その他、小さい子どもでもモータースポーツを体験することができる『KIDS CIRCUIT』にも多くの子供が訪れ、B会場のイベントも盛況に終わった。
ダイバーシティー側公園地区のC会場で開催された『レジェンド・オブ・トヨタ』では初日に続き、展示されたマシンにゆかりのあるドライバーがトークショーを展開。2日目は午前の部に多賀弘明さん、藤本吉郎さん、岩瀬晏弘さんが、午後の部に関谷正徳さん、大岩湛矣さんが登場し、マシンの開発秘話や当時のレースを振り返った。
この日、会場には67,770人が会場を訪れ、2日間合計で121,664人もの来場者を記録し閉幕した。