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4月6日(土曜日)レポート

 2006年の第1回以来、14回目の開催を迎えた「モータースポーツジャパン2019 フェスティバル イン お台場」が、今年も東京都江東区NOP街区(青海臨時駐車場)を舞台に開催された。

 今年のモータースポーツジャパンは、朝から好天に恵まれ絶好のイベント日和に。A会場には49社の協賛・出展者が参加。土曜日は、来場ドライバー25名、ゲスト&監督7名が参加し多くのファンと触れ合った。

KTMS86を谷口信輝がドライブ

KTMS86を谷口信輝がドライブ

FITレーサー

FITレーサー

 まず最初の走行は、日本国内のワンメイクレースである『TOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Race』&レーシングカーの体験同乗走行。KTMS86を谷口信輝がドライブし、他にもFITレーサーやロードスターなどの様々な車種で見ごたえある走行が披露された。

『LEAF NISMO RC』を松田次生がドライブ

『LEAF NISMO RC』を松田次生がドライブ

『LEAF NISMO RC』を松田次生がドライブ

『LEAF NISMO RC』を松田次生がドライブ

 続いて、日産から昨年の11月に発表され、前モデルの2倍以上の最高出力と最大トルクを発揮する新型(電気自動車)レーシングマシンの『LEAF NISMO RC』を松田次生がドライブ。静かなゼロ・エミッションの走りを披露した。

ハイパフォーマンスカー体験同乗走行

ハイパフォーマンスカー体験同乗走行

BMW Z4 M40i

BMW Z4 M40i

 ハイパフォーマンスカー体験同乗走行では、日本のスポーツカーであるトヨタ・スープラ、ホンダNSX、日産フェアレディZの他、海外のAudi R8、BMW Z4 M40i、Mercedes-AMG GT Roadster、JAGUAR I-PACEなど最新技術が詰め込まれたマシンが走行。抽選で当選したファンたちが貴重な走行を体験した。

 11時からは日産、ホンダのスーパーGTマシンによるスペシャルランを実施。MOTUL AUTECH GT-Rを駆るのは、今年スーパーGT500クラスからの引退を発表し、新しくニッサン系チームエグゼクティブアドバイザーに就任した本山哲。

 HONDA NSX Concept-GTには昨年スーパーフォーミュラとスーパーGTのタイトル2冠を達成した山本尚貴が乗り込んだ。大観衆が見守る中2台のマシンが順番に走行、最後にはドーナツターンを披露し観客の声援に応えた。

 お昼の時間帯には、ダカール・ラリーに挑戦するHINOレンジャーの迫力あるデモ走行のあと、グリッドウォークエンジンデモンストレーションを実施。午後に入ってからはラリーカー、そしてTOYO TIRESのドリフト車が白煙を上げながらデモ走行を行った。

メーカー対抗カートレース

メーカー対抗カートレース

Legend of the HONDA

Legend of the HONDA

 午後のメインイベントは、NUTEC presents メーカー対抗カートレースだ。トヨタ、ニッサン、ホンダ、スバルの4メーカーに加え、若手カーターチームによる5台の団体戦が行われた。

 まずは10分間の完熟走行のち、予選スーパーラップ、決勝レースは2ヒート制で実施される。

 予選スーパーラップは、ニッサンの佐々木大樹がポールポジションを獲得。ローリングスタート方式で始まった決勝第1ヒートでは、佐々木がそのままトップを守り第2走者へバトンを繋ぐ。すると第2走者、トヨタの山下 健太がクラッシュを喫し、トヨタは完走できず。トップでフィニッシュしたニッサンは、その後に用意されたパズルもそつなくクリアし優勝となった。

 リバースグリッドの第2ヒートは、トヨタのヘイキ・コバライネンがPPからスタート。ホンダの山本とサイドバイサイドのバトルを繰り広げながらトップを死守し、2番手走者、宮田莉朋へつなぐ。宮田もトップを守りながら3番走者山下につなぎ見事なトップフィニッシュ。しかし、最後のパズルでライバル勢が次々に正解して順位を確定していく中、最後までパズルを解くのに手間取り無念の5位に。

 この結果、第2ヒートの優勝はニッサンとなり、そのまま総合優勝を決めた。

 B会場では「Legend of the HONDA」を開催。昨年、ホンダ製パワーユニットを搭載して走ったRed Bull Toro Rosso STR13や、HONDA RA106、Williams FW09、HONDA RA272などの歴代F1マシンを展示。2輪マシンはRC213V、RC211V、NSR500、NS500、RCB1000、RC162と名車を展示。

 同じくB会場で実施された「ふれあい試乗会」では、国内外の自動車メーカー12社/13ブランドの試乗会が催され、めったに試乗できないクルマをインストラクター運転の元、多くのファンが体験していた。

 C会場では毎年恒例「レプリカカー」「ヒストリックカー」の車両展示とコンテストが実施された。またC会場の中央広場では、人気モータースポーツジャーナリストのトークショーを開催。GTカー、スポーツカーの想い出と解説にファンたちは聞き入っていた。

 好天に恵まれた土曜日のモータースポーツジャパン2019は、来場者数46,485人が入り大好評のうちに初日の幕を下ろした。